幼稚園時代は、お友達や先生とのコミュニケーションを通して、心と身体が成長していきます。
また、美しいものや、心を動かす出来事に出会って、多くのものを感じとり、それぞれの方法で表現しながら、感性や創造力が育っていきます。
大切な幼児期だから・・・。
行きとどいた保育環境の中でお友達と力いっぱい遊ばせてあげて下さい。
私達は、力いっぱい、そして生き生きとした保育を続けていきます。
基本的な人格形成の基礎づくりをいたします。
本園は、「くずは」の高台に位置し自然の残る閑静な環境の中にあります。そして広い庭園などの教育環境を生かすことによって「心の成長」を促し、子ども達相互の「ふれあい」を大切にし、幼児期の種々な生活体験を積み重ねる指導によって、自主的に明るく伸び伸びした子ども達の育成を目指しています。
幼児期の「躾」を充分に行い、情緒の安定を図り、将来社会の担い手となるよう自主性と協調性をもった豊かな個性の創造を目指しています。また、望ましい調和のとれた身体の発達と健康の増進に力を注ぎ、人格の形成の基礎づくりを目指し、全教職員で努力研鑚に励んでいます。
建学の精神『たくましく人間性豊かな子どもをめざす』に基づき幼児教育を模索推進して参ります。
幼児期は、しっかりとした「根」を張らせる時期です。いたずらに奇麗な花を咲かせるより、まず、しっかりとした「根」が伸びるよう努力すべきと考えます。茎も充分に伸びていないのに花の咲くのを期待するのは、その花を充分に理解しているものの見方でしょうか。
例えば、「絵をかく。」子ども達は、いろいろな絵をかきだします。画用紙の片隅に小さな絵をかく子ども、反対に画用紙狭しと元気よくかく子ども。
「絵が小さすぎる」「元気がよすぎる」と子どもを責めていいものでしょうか。でも、現実には、家庭にその作品を持って帰ったとき「幼稚園では、こんな絵をかかせているのか」と思われては教育機関として具合が悪い、という面から、「もっと元気よくかきなさい」「もう少し、小さめにかいたら」という指導になりがちです。
本園では、作品の結果だけを重視するような子どもの「心」おかまいなしの教育内容に真っ向から一線を引き、幼稚園が、「展覧会用の絵の訓練場」とならないよう、子どもが何を描こうとしているのか、どんな気持ちでいるか、そんな子ども達の素晴らしい世界をより拡げるよう努力しています。
その一つ一つの「花」が違うように、その「根」の張り方も当然違うことを充分理解し、幼稚園で子ども達が知的にも社会性の面でもさらに体育的な面においてもぐんぐん育むことを第一の目標としています。